長谷川選手の妻「感動した」と感慨深げに IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ・12回戦 

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ボクシングのダブル世界戦が23日、大阪城ホールであり、

国際ボクシング連盟(IBF)スーパーバンタム級13位の長谷川穂積(33)=真正=は、

同級王者のキコ・マルチネス(28)=スペイン=に7回TKOで敗れ、

亀田興毅に続く歴代日本選手2人目の3階級制覇を逃しました。

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長谷川選手は自身のブログで今日の試合について語りました。

負けました。 もっと足つかったりカウンター練習したりいろいろしてたんですが、 試合で出せなくなった自分がいます。 リングにあがってみんなの歓声を聞いてボクシングしててよかったって思った。 とりあえず皆さんみんなにお礼が言いたい。 こんなおれを熱く応援してくれてありがとうございます。 きっと今日の歓声はボクシングして頑張ってきたことの神様のご褒美だと思ってます! とりあえず病院での診察は脳は大丈夫でしたが、眼科てい骨折と鼻骨骨折でした。 完治するまではゆっくりします。 いやーマルチネスパンチが強かった! 相手に不足なし! そしてこの試合を組んでいただいた本田会長、山下会長ありがとうございました。


長谷川選手の家族がリングサイドから試合を見守っていました。

会場は長谷川への声援一色。

「私も初めて声を出して応援したかもしれない」
という妻の泰子さんは、

「負けたけど、やっと最後に面白い試合をできたんじゃないかと思う。感動した」
と感慨深げでした。

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父の大二郎さんは

「打ち合いは相手の方が上。あれだけパンチをもらったら駄目」
と険しい表情を崩しませんでしたが、

「一生懸命頑張ったから、思い残すことはないと思う」
と心中を思いやった。

一方、王者キコ・マルティネス(28=スペイン)は、長谷川の闘志をたたえました。

「予想以上のプライドを感じた。尊敬でき、あこがれさえ感じる選手だった」


2ラウンドでダウンを奪い、主導権を握りながらも

「3ラウンドでみぞおちに食ったパンチは効いた。回復に時間がかかった」
とマルティネス選手。

勝負を決めた激しいインファイトは長谷川を想定して、3カ月練り込んできたといいます。

「あの戦い方をすれば、私のパワーが勝ると思っていた」
と計算通りのゲームプランだったということですが

「それにしてタフ。とても我慢強かった」
と最後まで称賛を惜しみませんでした。

長谷川選手、お疲れさま。

しっかり静養して、また元気な姿を見せてください!

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